こんにちは、なおすけです。
地デジに切り替えたあとも、屋根の上に魚の骨のような古いアンテナが残ったまま、そんな場面に心当たりのある方も多いのではないかと思います。

ポストに「不要なアンテナを無料で撤去します」というチラシが入っていました。
無料と書いてあるなら、頼んでしまってもいいのでしょうか。

撤去そのものは、屋根に人が上がって行う有料の工事です。
それをただでやると言ってくる相手には、たいてい別の目的があります。
この記事では、アナログアンテナの撤去費用の目安と、無料をうたう業者の狙い、頼み先の選び方を整理します!
結論:撤去費は1〜2万円!「無料」をうたう訪問業者には別の狙いがある
アナログアンテナの撤去は 1〜2 万円ほどの有料工事で、負担がゼロになるのは火災保険が下りたときか、回線契約の特典が付いたときです。

撤去だけで終わる仕事は、業者にとって採算の合う話ではありません!
アナログアンテナの撤去費用は1〜2万円が目安
アンテナ工事の業者紹介サービスが加盟業者に実施したアンケートでは、アンテナ撤去の料金の目安を 8,000〜25,000 円程度としています。
1〜2 万円を目安として持っておけば、それを大きく超える見積もりに理由を尋ねられます!
表示されている最低料金は基本の作業費だけの金額なので、これらを足した総額で見比べてください。

思っていたより高いです……。放っておくという選択はないのでしょうか。

支線が錆びて切れると、アンテナが屋根から落ちることがあります。
屋根材を割ったり、下に停めた車に当たったりすれば、撤去費よりはるかに大きな出費になります。
撤去費が無料・実質0円になる2つの条件
台風などの風災で壊れて火災保険が下りる
日本損害保険協会は、自然災害による住宅の損害は多くの場合すまいの保険で補償されるとしたうえで、自然の消耗もしくは劣化または性質によるさびなどによって生じた損害は支払いの対象にならないと案内しています。
台風や突風でアンテナが折れた、支柱ごと倒れたという被害なら、風災の補償を受けられる可能性があります!

うちのアンテナは、錆びて少し傾いているだけです。

2011 年 7 月に東北 3 県を除く 44 都道府県でアナログ放送が終わってから使われないまま風雨にさらされた傾きや錆は、経年劣化と判断されやすい部分です。
とはいえ、使えるかどうかを判断するのは業者ではなく保険会社です!
保険法は、保険給付を請求する権利について行使することができる時から三年間行使しないときは、時効によって消滅すると定めています。
何年も前の台風を今から持ち出せるとは限らないので、心当たりがあるうちに保険会社へ連絡してください!
ケーブルテレビへの加入とセットで撤去を頼む
地域のケーブルテレビ局には、加入者のアンテナ撤去を無料で引き受けているところがあります。
石川県白山市のあさがおテレビはアンテナを無料で撤去、処分すると案内していて、新規の加入者だけでなく既に契約している人も対象としています。

うちはアンテナでテレビを見ています。それでも頼めますか。

撤去だけを無料で受けてもらえる話ではなく、ケーブルテレビや光回線に切り替える人向けの特典です。
アンテナのまま見続けるなら、撤去は有料で頼む前提で考えてください。
特典の有無は局ごとにばらばらなので、自分の地域の局のお知らせやキャンペーンのページで撤去の扱いを確かめてください。
「無料で撤去します」の訪問・チラシが狙っているもの
屋根に上がったあとで別の工事を持ちかけられる
国民生活センターには、突然来訪した業者に無料点検すると言われ、点検後に瓦がずれている画像を見せられ屋根工事の契約をしたという相談が寄せられています。
アンテナの無料撤去も、屋根に上がる口実という点では同じ構図です。

チラシを見ただけでは、まともな業者かどうか分かりません。

分かる必要はありません!
自分が呼んでいない相手を屋根に上げない、それだけ決めておけば大丈夫です。
屋根の上は住んでいる本人が確かめられない場所なので、写真を見せられると反論のしようがありません。
火災保険なら自己負担ゼロという説明が付いてくる
屋根に上がったあとの提案には、「保険が下りるので負担はありません」という説明が添えられることがあります。
日本損害保険協会は、損害保険会社や代理店へ連絡する前に、問題のある住宅修理業者や保険金請求代行業者と契約しないよう注意を呼びかけています。

保険で戻ってくるなら、頼んでも損はしない気がします。

先に契約してしまうと、保険金が支払われずに修理代金を自己負担することになったり、解約しようとすると高額な解約手数料を要求されるトラブルに巻き込まれることがあります。
「保険で必ず通ります」と言い切る相手は、その時点で外してかまいません。
通らなかったときの工事代を誰が払うのか、契約書の記載を確かめてください。
保険の話が出たら、業者と契約する前に自分の保険会社へ電話してください!
無料撤去の訪問を玄関で断る手順
特定商取引法は、訪問販売をしようとするときは勧誘に先立って事業者の氏名、勧誘をする目的であること、販売しようとする商品の種類を告げなければならないと定めています。
名乗らずに「近所で工事をしていまして」から話し始める相手は、この告知義務を満たしていない可能性があります。
- 玄関を開ける前に会社名と用件を聞く
- 「必要ありません」とはっきり伝えて話を終える
- チラシや名刺が残っていれば会社名を控えておく
同法では、消費者が契約締結の意思がないことを示したときには、その訪問時にそのまま勧誘を続けることも、その後あらためて勧誘することも禁じられています。
「いりません」の一言が、次に来られたときにこちらが持てる根拠になります!

その場で断りきれずに書類にサインしてしまったら、もう手遅れですか。

法律で決められた書面を受け取った日から数えて 8 日以内であれば、書面か電磁的記録でクーリング・オフができます。
判断に迷ったら、消費者ホットラインの 188 に電話すると、近くの消費生活センターにつないでもらえます!
撤去は専門業者か屋根の工事業者に頼む
アンテナ工事の専門業者:撤去だけの依頼を受ける
アンテナの設置・修理を専門にしている業者なら、新設を伴わない撤去だけの依頼でも受け付けます!
全国のアンテナ工事業者を紹介するアンテナ110番
なら、撤去にいくらかかるかを見積もりの段階から相談できます。

風で曲がってしまったアンテナも、同じように頼めますか。

もちろん頼めます。
保険を使うつもりなら、申請の手続きに慣れた業者を選ぶと手戻りが減ります!
アンテナパンダ
は、落雷や台風、突風などの風害で火災保険に加入済みであることを条件に、工事完了後 2 か月以内の申請サポートを行うと案内しています。
屋根・外壁の工事業者:足場を組む工事と同時に外す
外壁塗装や屋根の葺き替えを近いうちに予定しているなら、その工事に合わせてアンテナの取り外しを頼めないか聞いてみる価値があります。
高所作業の段取りが工事側に含まれるので、アンテナのためだけに別の業者を呼ぶ手間と出張費が省けます!
塗装の見積もりをこれから取るところなら、ヌリカエ
のような屋根・外壁塗装の業者紹介サービスで候補を集めるときに、アンテナの取り外しに対応できるかも合わせて聞いてみてください!

頼む先が決まったら、あとは任せてしまって大丈夫でしょうか。
専門業者でも屋根の工事業者でも、屋根に上がってもらう前に総額を書面で受け取ってください!
まとめ:アナログアンテナの撤去は1〜2万円を見込んで専門業者に頼む
最後に、ここまでの要点を整理します!
チラシを見て迷ったら、そのチラシの業者ではなく、自分で選んだアンテナ工事の業者に見積もりを頼んでください!
もっと知りたい人に向けて
訪問してきた業者を見分けたい
玄関を開ける前に確かめられる基準は、訪問営業の記事でまとめています。
屋根工事の悪質な業者を避けたい
業者名を公的な処分情報から確かめる手順はこちらです。
火災保険で直せる範囲を知りたい
風災の補償が使えるケースは、雨どいの記事で具体的に整理しています。


