こんにちは、なおすけです。
大雨や台風のあとに雨どい(雨樋)から水が溢れて軒先を伝っていると、家そのものが傷まないかと気になります。

昨日の大雨で、雨どいから水がザーザー溢れていました……修理っていくらかかるんですか?

雨どいの工事は、どこがどう壊れているかで費用が一桁変わります。
まずはご自宅がどの段階なのかを見分けるところから始めましょう!
この記事では、雨どいの症状別に分かれる 3 段階の修理費用と、火災保険が使えるケース、頼み先の選び方を解説します!
結論:雨どいの修理費は症状で3段階に分かれる
雨どいの工事は「清掃」「部分補修」「全体交換」の 3 段階に分かれます。
水が溢れているだけなら清掃の 1〜3 万円で収まることもあり、どの段階に当たるかで総額は一桁変わります。
いずれも足場代を含まない金額です。
症状別に見る雨どい修理の費用相場
まず「どこから溢れているか」を 1 か所に特定できるかどうかで、清掃で済む側と補修が要る側に分かれます。
工期は部分補修なら 1 日、全体交換でも数日で終わることがほとんどです。
雨の日にスマホで軒先を撮って拡大すれば、地上からでも継ぎ目のずれや金具の外れは意外と見分けられます!
雨どいの中に落ち葉や泥が見える → 清掃で1〜3万円
雨どいの縁から落ち葉や草がのぞいていたり、雨のたびに同じ場所から水が溢れたりするなら、詰まりが原因のことが多いです。
雨どいそのものが割れていなければ、詰まりを取り除く清掃だけで水の流れは戻ります。
清掃だけの単独依頼も、屋根・雨どいの専門業者なら普通に受けてもらえます!

掃除だけで呼ぶのは、頼みにくい気がして……。

高所作業なので、脚立で無理をするより頼んだ方が安全です。
落ち葉が飛んでくる立地なら、落ち葉よけのネットを一緒に付けてもらう手もあります!
継ぎ目や金具が外れて一部だけ傾いている → 部分補修で3〜10万円
台風や積雪のあとに多いのが、雨どいを支える金具が外れて一部だけ垂れ下がるパターンです。
継ぎ目がずれて水が漏れている場合も、傷んでいるのが 1〜数か所なら部分補修で対応できます。

少し垂れているだけなら、しばらく様子を見てもいいですか……?

雨水が外壁を伝うようになると、雨染みや汚れが広がって外壁側の補修費が乗ってきます。
外れかけた箇所は次の台風や積雪で一気に広がるので、そのシーズンが来る前に見てもらうのが目安です!
今ついている雨どいと互換性のある部材が手に入るかどうかで、部分補修が可能かは変わります。
古い規格の雨どいは同じ部材が生産終了していることがあり、その場合は建物の一面をまとめて交換する形を提案されます。
築20年を超えて複数箇所が傷んでいる → 全体交換で20〜60万円
戸建てで広く使われている塩化ビニル製の雨どいは、一般に 20 年前後が交換の目安とされています。
紫外線で樹脂が硬くなると、1 箇所を直しても近いうちに別の箇所が割れます。

まだ 1 か所しか壊れていないのに、全部替えることになるんですか……?

部分補修を繰り返すと、そのたびに足場を組み直すことになります。
同じ年数の雨どいが一斉に寿命を迎えるので、複数箇所に出ているなら一度で替える方が安全です!
複数箇所に同時に症状が出ているなら、部分補修を繰り返すより全体交換の方が結果的に安く収まるケースが多いです。
20〜60 万円という幅の中で自宅がどこに乗るかは、交換する雨どいの総延長で決まります。
現地調査では、測った総延長が見積書に書かれているかを確認しましょう!

交換するなら、丈夫な素材にした方がいいんでしょうか……?

今と同じ塩化ビニルでそろえるのが一般的で、費用も抑えられます。
雪が多い地域や、ゲリラ豪雨で溢れた経験があるなら、金属製や排水量の多い角型を検討する価値もあります!
総額を左右するのは足場代
雨どいは屋根のすぐ下にあるため、2 階以上の作業では足場がほぼ必須になります。
足場代の目安は 30 坪の住宅なら 10〜20 万円で、部分補修なら工事費そのものより高くつきます。

雨どいを直すだけなのに、足場でそんなにかかるんですか……?

高所作業の安全を確保するための費用なので、ここを極端に削る業者はむしろ心配です。
ただ、足場が本当に必要かどうかは現場の条件で変わります!
1 階の軒下や平屋で脚立が届く高さなら、足場なしで作業できることもあります。
現地調査のときに、どの面にどこまで足場を組むのかを聞いておきましょう!

そろそろ外壁の塗り替えも考えていたところです。

それなら雨どいと一緒に頼むのが、いちばん確実な節約になります。
足場を組むのが 1 回で済むぶん、10 万円以上の差が出ることもあります!
ただし、次の工事まで待たない方がいいケースもあります。
雨水が外壁を伝う状態は外壁側の補修費に跳ね返るので、足場代が重複しても先に直す方が安く収まります。
台風や大雪の被害なら火災保険の風災補償が使える
火災保険という名前ですが、補償されるのは火事による損害だけではありません。
日本損害保険協会の解説でも、台風や暴風などの風災による損害、大雪などの雪災による損害を補償の対象としている商品があると説明されています。

うちの契約で使えるかは、どこを見れば分かりますか?

保険証券に、風災・雹災・雪災の補償が付いているかが書かれています。
見当たらなければ、保険会社の契約内容照会でも確認できます!
雨どいが台風で外れた、雪の重みで曲がったというケースは、風災・雪災の補償対象になる可能性があります。
補償の対象になる被害とならない被害
対象になりやすいのは、原因がはっきりした自然災害による破損です。
一方で、次のケースは補償の対象になりません。
同じ破損でも、原因が年数による劣化と判断されれば補償の対象から外れます。
請求できるのは被害を受けてから3年以内
損保ジャパンは、保険金の請求権は発生した日の翌日から 3 年で消滅すると案内しています。
数年前の台風でできた破損でも、3 年以内であれば請求できる可能性が残っています。
心当たりがあるなら、当時の被害が写った写真が残っていないか探してみてください!
申請は保険会社への連絡から始める
補償が付いていることを確認したら、加入している損害保険会社の事故受付へ連絡します。
保険金の請求は、加入者本人が保険会社へ連絡して進められる手続きです。
必要な書類は保険会社から案内されるので、その指示にそって業者に見積書を出してもらいましょう!
雨どいの修理はどこに頼めばいい?
雨どいの工事は、屋根まわりを本業にしている業者かどうかで金額も対応も変わります。
屋根・雨どいを専門にする業者に絞る
屋根・雨どいの専門業者は、交換用の部材や支持金具のストックを持っていて高所作業にも慣れています。
部材の取り寄せ待ちが起きにくいぶん、工期も費用も抑えやすくなります。

大手のリフォーム会社に頼むのとは違うんですか?

ハウスメーカーや不動産会社を通すと、実際の施工は下請けの屋根業者が行うことが多いです。
その分の費用が見積もりに乗ることもあるので、屋根まわりを本業にしている業者にも声をかけてみてください!
見積もりは3社そろえて内訳を比べる
雨どいの見積もりは、次の費目に分かれます。
「雨どい工事一式」としか書かれていない見積書は他社と比べようがないので、内訳を出してもらってください。

3 社に声をかけるのは、正直ちょっと気が重いです……。

屋根まわりは現地調査と見積もりを無料にしている業者が多いので、まず 3 社に来てもらうところまでで十分です。
角を立てずに断る言い方も、型を知っておけば難しくありません!
相見積もりの取り方と、断るときの伝え方はこちらで解説しています。
訪問営業に「雨どいが壊れている」と言われても即決しない
台風のあとに増えるのが、「近所を調査している」と言って訪ねてくる業者です。
国民生活センターには、「火災保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」と勧誘する住宅修理サービスの相談が急増していると報告されています。
その場で契約書に署名せず、まず加入している保険会社に連絡してください。
自宅の雨どいがどうなっているかは、自分で選んだ業者に見てもらえば確かめられます。
まとめ:清掃で済むか交換かを先に見極める
最後に、ここまでの内容を整理します!
この 3 つを先に確かめるだけで、清掃の 1〜3 万円で済むのか、全体交換の 20〜60 万円になるのかが見えてきます。
まずは雨の日に溢れている場所を確かめて、3 社に現地調査を頼むところから始めるのがおすすめです!
もっと知りたい人に向けて
外壁塗装の費用相場も知りたい
足場代の内訳と、屋根塗装との同時施工で安くする方法を整理しています。
相見積もりの取り方と断り方を知りたい
何社に声をかけるか、断るときにどう伝えるかをまとめています。

