こんにちは、なおすけです。

水道管を直すために「凍結工法を使う」と言われたのですが、わざと凍らせて大丈夫ですか?

凍結工法は、配管内に氷の栓を作って工事中だけ水を止める方法です。
冬の凍結を防ぐ工事とは目的が違い、配管の条件に合わせた止水の管理が必要です。
結論:水道管の凍結工法は断水範囲を小さくするために使う
建物全体の水を止めにくい場合や、交換したいバルブが止水できない場合に、凍結工法が候補になります。
既存のバルブから工事箇所が遠い場合でも、配管の途中に一時的な栓を作れば、止める範囲を工事箇所の近くに絞れます。

「不断水凍結工法」という名前でも、工事する側の配管は止水します。
たとえば、フロアに分かれる給水管で止水できれば、建物全体ではなく対象フロアだけの断水で工事できる場合があります。
見積もりでは「断水しません」という説明だけでなく、工事中に使えなくなる蛇口や設備を確認するのがおすすめです!
水道管を凍らせてから解凍するまでの流れ
液体窒素などの冷却材を使い、管の外側から内部の水を凍らせて栓にする仕組みとされています(前川製作所の技術解説)。
配管工事が終わるまで氷の栓を維持し、終了後に解凍して通水を戻します。
- 配管に凍結用の容器を取り付け、冷却する
- 凍結して止水できたことを確認し、古いバルブを外す
- 新しいバルブを取り付ける
- 凍結箇所を解凍する
作業中も冷却を続ける必要があるため、凍らせたら冷却装置を外してよい工事ではありません。

うちの水道管でも、同じ方法が使えますか?

管の材質だけでは決まりません。
水の流れや配管の傷み、機材を置ける場所まで、施工業者が確認して判断します。
水道管の凍結工法が使えるかを左右する条件
配管の材質と状態、水の流れ、施工場所をそろえて判断してもらいましょう。
管の材質と傷み
鋼管・ステンレス管・銅管などを施工対象とする業者がありますが、塩ビ管やポリエチレン管、温水配管の扱いは別途相談になります。
金属管でも、腐食が激しい場合は施工できないとする業者があります。

塩ビ管の一種である硬質塩化ビニル管では、破損を避けるため凍結せずに機械的に水を止める工法を選ぶ業者もあります。
凍結に向かない配管では、既存の元栓で断水する方法や別の止水工法も含めて、工事の依頼先に検討してもらいましょう。
管内の水の流れ
管内が水で満たされ、水が静止していることを施工条件に挙げる業者があります。

水圧がかかっていることと、水が流れ続けていることは別の条件です。
漏水などで流れがある場合には、仮の止水バルブを組み合わせる方法や機械的な止水方法が検討されます。
施工場所と配管の末端までの距離
機材の設置場所だけでなく、凍結箇所と配管の末端との位置関係も確認が必要です。
ソエダは、末端から凍結箇所までの距離が短いと、管内の圧力が上がることがあると案内しています。

業者に配管の写真や図面を渡す際は、工事箇所の拡大写真に加えて周囲が分かるものも用意すると、設置場所を相談しやすくなります。
凍結工法の費用と所要時間は現場条件で見積もる
凍結による止水作業と、バルブ交換などの修理作業を含む総額で見積もりを取りましょう。
km フリーザーは料金を施工部位や状況に応じた見積もりとし、作業期間も内容と環境によると案内しています。

「凍結まで何分」と書かれていれば、その時間で修理も終わりますか?

凍結時間は、修理が終わるまでの時間とは違います。
容器の設置、部品の交換、解凍などの作業もあるため、工事全体の予定時間を聞いてください。
たとえばソエダの屋内配管向けの表では、水温 20℃ のとき、最も細い口径区分の凍結時間を 25 分 としています。
見積もり依頼では、次の情報を分かる範囲で伝えると、施工条件を相談できます。
配管修理の依頼先に凍結工法での止水を相談するか、配管凍結を専門に扱う業者へ工事内容を伝えて見積もりを依頼します。
同じ修理内容と断水できる範囲を伝え、通常の断水工事との総額と時間の違いを比べるのがおすすめです!
まとめ:止水する範囲と配管条件を合わせて工法を決める
依頼先には「どこまで断水できるか」と「何を直したいか」を伝えるのがおすすめです!
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